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自由雲台 『SIRUI K-30X』
ネット上にあまり情報が無いのでレビューを書いてみようと思います。
中国製の自由雲台『SIRUI K-30X』です。
購入の決め手はそれなりの評判と値段の安さですね。
SIRUIの自由雲台は国内の正規品が安く売っていてメーカー保証もあるので安心感はそれなりにあります。
第一印象
パッと触った感じ・見た感じはかなりしっかりしてます。
重さは500gで私の機材くらいだとベストマッチかなと思います。
メインのハンドルは粘りがあり締め心地が良く、軽い力でがっちり締まってくれます。
不意に動いてしまうようなことは皆無です。
一番重要な動きの滑らかさは上々です。
ただ、カメラに手を添えてちょっと強めに力を入れないと動かないくらいに締め付けた状態のときの動き出しがカクカクとした感じでおしいところです。
後述しますがカメラのきしみもあって望遠レンズでの構図合わせはストレスがかなりあります。
変なガタツキは皆無です。
剛性も問題無しですね。
つくりはホントにしっかりしています。
ハンドル・水準器
このメインハンドルの星型のとこを回すとメインのハンドルが一定の硬さ以下に下がらなくなり開いたときのテンションの調整が可能です。
ネジとかで回すのではなく指の腹を押し当てて軽い力で回せます。
ちなみにベンロやインデューロの自由雲台はこれが別のとこハンドルとしてついていてちょっとかさばります。
ベンロのはテンションの調節ハンドルがゆるゆるなので勝手に回ってしまったりもし不便ですが、
K-30Xのは勝手に回ってしまうこともほぼなくいい感じです。
小さいハンドルが水平パン用のハンドルです。
これは径が小さいので締めにくいですね。
ですが、水平パンはガタツキもないですしそれなりに粘りがあって良い感じです。
縦位置・横位置用の水準器もついてます。
あと上側にも円形の水準器が付いていますがクイックシューをつけると半分隠れてしまうという・・・(笑)
まぁ使わないので要らないっちゃ要らないですが。
クイックシュー
クイックシューはこんな感じ。
赤いのが回転防止ピンで縦位置のときなんかにカメラが回転してしまうのを防いでくれます。
ピンを寝かせることも可能なので、クイックシューの付ける位置や付け方を変えることも出来ます。
カメラへの装着は金具を起こして手で回すか、付属の六角レンチで行うタイプです。
コインでも締めれた方が有難い気はしますが、レンチの方がしっかり締めれるのでこれはこれでいいのかな?
クイックシューには特に問題ないようですが
ネジをがっちり締めても雲台に乗せた状態でカメラのグリップを握るとカメラが少しグラグラします。
カメラ自体の剛性が影響してるみたい。
望遠だと構図を調整して手を離すとカメラのきしみの影響で若干構図が下にずれてしまいます。
三脚座の無いタムロンSP70-300の望遠側だとかなりストレスになります。
いくら良い雲台でもカメラ自体の剛性はどうしようもないですからね~・・・。
(雲台やクイックシュー自体はほぼぐらつきません)
あと、台のとこの赤いボタンを押さないとクイックシューが外れないようになっているのでカメラが落下する心配もありません。
で、結論を言いますと
「雲台」は値段からするとかなりしっかりしてて良いものだと思います。
中国製だからといって悪いとこも無く上等です。
予算2万円以内で考えるならかなりおススメの自由雲台です。
というか、50Dクラスのボディ剛性だとこれ以上の雲台使ってもあんまり意味ないでしょうね。
1Dや7Dクラスはもっとボディー剛性が高いのかもしれませんが。
ある程度テンションかけた時の動きの滑らかさがもうちょっと良ければ
ボディーのきしみももうちょっと気にならないのかもしれませんが。
※カメラのガタツキの対策記事書きました。
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by kaz1photo
| 2011-11-05 05:26
| 機材